ニュートリノ続報
昨日、夜、私を慌てさせたニュートリノのニュースが分かった
以下、また、備忘のために、全文引用 m(__)m
ニュースソースは asahi.com
http://www.asahi.com/science/update/0424/TKY200904230294.html?ref=rss
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【茨城から岐阜へ「素粒子弾」 物質創成を探る実験開始】
物質創成の秘密を探る「ニュートリノ振動」の検出をめざす実験が始まった。茨城県東海村のJ―PARC(大強度陽子加速器施設)から、約300キロ離れた岐阜県の神岡鉱山の大型観測装置「スーパーカミオカンデ」に向けて23日、素粒子のニュートリノが初めて打ち込まれた。
実験は東海村と神岡の頭文字を取って「T2K」と呼ばれ、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)を中心に12カ国400人以上の研究者が参加する。ノーベル物理学賞を受賞した小林誠・同機構特別栄誉教授、益川敏英・京都産業大教授らの理論を詳しく検証する。
23日は陽子を光速近くまで加速して炭素に衝突させ、発生した素粒子を、神岡の方角に向けて打ち出し、なかにニュートリノが含まれていることを間接的に確認した。今年12月ごろに本格実験を始める。
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丁度、読んでいた本、「はじめての<超ひも理論>」、川合 光氏(京都大学院の先生)に、分かりやすく書いてあった
「原子」の中には「原子核」と「電子」がある
「原子核」の内部には、プラスの電荷をもった「陽子」と電荷のない「中性子」がある
「陽子」と「中性子」は「核子」と呼ばれる
1個の「核子」は3個の「クォーク」(素粒子)から成り立つ
ちょっと乱暴だけれど、お話しをこの「クォーク」だけに限ると、この「クォーク」には、また省略すると、「アップクォーク」(電荷+2/3)と「ダウンクォーク」(電荷-1/3)がある
「アップクォーク」(電荷+2/3))が2個あって、ダウンクォーク(電荷-1/3)が1個ある「核子」は、分数の計算をすると、+1の電荷を持つ「陽子」になる
「ダウンクォーク」(電荷-1/3)が2個あって、アップクォーク(電荷+2/3)が1個ある「核子」は、分数の計算をすると、ゼロ、電荷を持たない「中性子」になる
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「ニュートリノ」を作り出すためには、「陽子」を加速して「原子核」にぶつければいいらしい、この装置が「茨城県東海村のJ―PARC(大強度陽子加速器施設)」
この「ニュートリノ」が「ダウンクォーク」に「作用」して、「ダウンクォーク」は「アップクォーク」になり、「ニュートリノ」は「電子」になる
この「電子」が水中を通過するときに生じる光を、観測するのが、「岐阜県の神岡鉱山の大型観測装置「スーパーカミオカンデ」」
ちなみに「ニュートリノ振動」とはWikiによると、
「ニュートリノが質量をもつことでニュートリノのフレイバー(クォークやハドロン、レプトンを識別する素粒子の内部量子数)が変わる現象」
今回のニュースはこれの実験段階において、ニュートリノを人工的に作り出し、カミオカンデにて検出された、というもの
で、いいのかなぁ。。。
どなたか詳しい方、コメント下さいませ m(__)m
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