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2011年3月13日 (日)

本当に怖かった その2 (地震)

エレベーターのところに来たときだった

体がフラフラし始めた
あれ?、また倒れるのかな?と思ったら、周囲にいらした方が、「地震!」と叫ばれた

揺れる、揺れる
振幅の幅がハンパではない
まるでお盆に乗せられて、左右に大きく振られているようだった

カウンセラーの先生が、非常口を開けられ、エレベーター前の花瓶を必死に手で押さえていらした

私は座り込んでしまった

 

エレベーターは何か音を出したのだろうか、止まった

 

停電はしない

 

もう一人の女性の患者さんが「怖い、怖い」と叫ばれていたので、抱きついて「みんな一緒にいるよー!!!!」と叫び続けていた

あれは絶対叫びながら自分に言い聞かせていたのだと思う

もう収まるだろう、もう収まるだろうと思えど、揺れは続く
何分揺れていたのだろう
「ついに東京の地震が起きたか」という思いが駆け巡る

揺れが長引くにつれ、本当の恐怖心がわいてきた
これから何が起きるのだろうという本物の恐怖心

確かに生きていく上で、次の瞬間に何が起きるか分からない
そういう意味では怖いと思う
だけれども、あの地震の最中は「これからどうなるんだろう」という本物の心の底からの恐怖心があった

抱きついている女性はパニックになっていた
「助けて~!、助けて~!」と叫んでいた
頬を寄せ、「いるよ~、いるよ~」と叫びつつ、私は一人じゃないんだと自分に言い聞かせていたんだと思う

果てしなく続いたような気がした地震もようやく収まる時が来た

私は呼吸をしていたんだなと思えるほど、何も分からなかった

エレベーターの前に倒れ込んでいた

(続く)

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