本当に怖かった その6 (帰途)
出はいりしていた病院の方が、一部の地下鉄が動いたと知らせてくださった
既に、猪瀬副都知事の「つぶやき」で都営地下鉄が動くことは把握していた
それならば帰宅できると判断
主治医に伺ったところ、大丈夫でしょうとのご判断
焦らずにゆっくりと行動するようにとのご注意の元、帰途についた
地下鉄に行く途中、大勢の人とすれ違ったが、皆、途方に暮れたように歩いていらした
地下道を歩いていて、風が動いていることが分かった
子供の頃から地下鉄で学校に行っていたので、電車が動いていることが本能的に分かった
駅に着くと確かに動いている
すぐに私の乗りたい地下鉄が来た
それほど混んでいない
途中、繁華街の駅があったけれども、殺人的な混み方ではなかった
なぜか、地震で止まるとは全然思わなかった
無事に乗換駅に到着
乗換駅では人々が疲れ、階段に座り込んでいらした
その光景にものすごく「不安」と「恐怖」を感じた
次の地下鉄の駅に行くとシャッターが閉まっていた
「マジ?!」と焦ったが、人々が一カ所に集まり、整然としている
駅員の説明する声も聞こえない
雰囲気は悪くはなかった
直後、一カ所のシャッターが開いた
そう、私がそこに到着した瞬間に駅が開いたのだった
粛々と人々はホームに向かう
途中、駅員や警察官により、入場規制がひかれ、ホームも整然としていた
地下鉄はなかなか来なかった
駅のホームなのに携帯は圏外になったり、電波が入ったり不安定だった
アナウンスは次の電車がどこにいるかこまめに知らせてくれ、じっと待っていられた
やっと来た電車はそんなに混んでは居なかった
途中の駅ではかなり混んだりしていたが、無事に最寄り駅に着くことが出来た
最寄り駅には、運転再開を聞きつけた人々が続々と集まり始めていた
そして歩いて帰宅
マンションの非常階段の場所は連れからかろうじて届いたメールで分かっていたが、真っ暗で怖かった
携帯の灯りを頼りに、一段ずつ足で探りをいれながら上った
そして玄関のドアを開けた瞬間、へたり込んでしまった
連れもネコも無事だった
ちなみにデパートにいた母も地下鉄で午前2時頃無事帰宅
長文、失礼いたしました
でも、忘れる前に、一つ一つを書き留めておきたかったのです
書くことによって、追体験し、それを自分で納得し、何かを吐きだしてしまいたかったのです
ある意味「ストレス」解消でしょうか
コレを読んでご不快になられた方がいらしたら、心よりお詫び申し上げます
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます
被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます
地球と、心と体がキズ付いた方々のために、私は祈り続けます
それが私に出来る唯一のことではないかと、今は、思うからです
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