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2012年3月10日 (土)

いやもう本当に

undiscovery channel

未発見の真実を求めて。
2010年6月3日木曜日
サボタージュ・マニュアル日本語版
第二次世界大戦中の1944年に米国のOSS(戦略諜報局)が作成した「サボタージュ・マニュアル」が存在し、現在公開されている。原文はamazonの洋書コーナーで買うこともできる。アメリカと言うのはとても面白い国だ。

さて、このマニュアルは何のために作られたか。それは、敵地で仕事の進みを遅らせるように人々をトレーニングするためらしい。つまりこのマニュアルにあるようなことをなるべく避けていれば、仕事の進みが早くなるはず。「組織と会議」の部分はいろんなところに日本語訳紹介されているが、私が気になったのはこの部分。誰も訳してくれないのでここに。

マネージャーとスーパーバイザ

    常に文書による指示を要求せよ。
    誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに、出来る限り不備を指摘せよ。
    準備を十分行い、完全に準備ができているまで実行に移すな。
    在庫がなくなるまで、注文をさせるな。
    高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。
    常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。
    些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ、小さな間違いも見つけ出せ。
    材料が適切な場所に送られない工程とせよ。
    新人を訓練する際は、不完全でいい加減な指示を与えよ。
    能力に見合わない不釣合な昇進を行い、有能な者は冷遇せよ。
    重要な決定を行う際には会議を開け。
    もっともらしく、ペーパーワークを増大させよ。
    通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。
    すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。

あまりに自分の組織に当てはまるので、諜報部員の存在を疑うほどだ。

参考文献
The Simple Sabotage Manual: Timeless Managerial Wisdom from the Intelligence Community

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